megmogu’s diary

帝王切開ママの気持ちに寄り添いたい、2歳と4歳の子供をもつ30代主婦の子育て記録。

野菜嫌いの2歳児が、にんじんをパクリ!こどもがご飯を食べてくれないときに効く言葉

 

今年の春から幼稚園に通い出した長女のお弁当作りのついでに、

次女にもお弁当を用意するようになりました。

お弁当といっても、普通に家でお昼に食べるのです。

が、長女と同じおかずを入れると次女はおにぎり以外食べることができません・・・。

そう、好き嫌いが激しいのです。

初めは『お弁当箱効果』で喜ぶものの、野菜を見た途端「ムッ」とした表情になってしまいます。

更には食べず嫌いも多く、ちょっと前までコロッケやハンバーグでさえ、手を付けることがありませんでした。

 

今回は何とか食べさせようとする私と断固拒否する次女との攻防戦の末、いくつか効果のあった方法をご紹介します。

 野菜のイラスト「カゴに盛られた野菜」

 

 

 

嫌いな食べ物の『どんなところが』嫌なのか?

実は私自身、食べ物の好き嫌いが激しい子供時代を送ってきました。

野菜も肉も魚も嫌いで、好だったのはカレーライスと蕎麦くらい!

いつも、食事は嫌々、細々と取っていました。

ですから、好き嫌いの多い次女に無理やり食べさせるということはできませんでした。

そこで次女の反応から、食べ物のどういうところが嫌なのかを考えてみました。

次女の主な反応は2パターンです。

1つ目、見ただけでお皿を押しのける。

2つ目、一口食べてべーっと出す。

 

これらから推測する理由は以下3つです。

 

①見た目が嫌(色・形・質感)? 

実は私の子供時代に最も多かった理由がこれです。

パッと見、「なんか嫌」、「なんか美味しくなさそう」という感覚。つまりは『食わず嫌い』です。

相当な偏食家でしたので、共感を得られないかもしれませんが・・・。

例えばキノコの傘の裏にあるひだひだとか、あんかけのつやつやした感じとか、牡蠣の断面とか、エビの昆虫っぽい背中とか、鶏皮のプツプツした感じとか、気持ち悪く感じてしまい苦手でした。

我が家の次女も、そうやって独自の嫌なポイントがあるのでしょう。

まだ嫌いなポイントの説明はできないので、憶測でしかありませんが、

緑黄色野菜がどーんと乗ってる料理、

コロッケやたこ焼きなど中身の見えないもの、

身をほぐした焼き魚などは、大抵見ただけでお皿ごと押しのけてきます。

 

 

 

②味・臭いが嫌(苦い・辛い・独特の風味がある)?

私は焼きナスの臭いが、たまらなく嫌でした。臭いがダメなものは、食べる気にもなれず、口に入れることすらできませんでした。

あとはセロリの爽やかな風味も嫌でした。具だくさんのスープに細かく切って入っていても、一口飲むと「セロリおるわ!」ってわかるくらい、敏感に嫌ってました。

次女でいうと、ピーマンやゴーヤーですね。

分からないように料理に紛れさせても、一口食べてべーっと出てきてしまいます。

あとは酢の物も、舌に乗せた瞬間べーっと出します。

 

 

③食感が嫌(噛み切れない・柔らかい)?

私は肉の脂身やこんにゃくが苦手でした。

いつまでも噛んでなきゃいけなくて、飲み込むタイミングがわからないのです。

次女は糸こんにゃくなら食べますが、四角いこんにゃくは食べません。糸こんにゃくの歯切れの良さと、見た目の麺っぽい感じに誤魔化されて食べてるのかもしれません。

あとは、山芋入りのお好み焼きは前歯の裏にくっつくと口を開けて固まってしまいますし、ゼリーはつるんっとした感じが嫌なのか、一口食べても出してしまいます。

 

 

効果があった方法

別に食べなくても良いよというものから、ぜひ食べさせたいというものまで、広範囲に及ぶ次女の好き嫌い。

いろいろ試した結果、効果があったのは4つです。

 まずはその内の3つを、以下にまとめました。

 

①形状を変える

・ 野菜を細かく切ってご飯に混ぜ、混ぜご飯にする。魚も同じ。

更におにぎりにすると効果がありました。特に小さな子供の1口サイズ、小さなおにぎりは好評です。

・鶏肉は串に刺して『焼き鳥風』にすると食べるようになりました。

ケガをしないように注意が必要ですが、普段持たせてもらえないものなので子供は喜びます。

 

 

②ルー系の料理に紛れさす

 ビーフシチュー、ハヤシライスなど、ルーの色が緑黄色野菜の色味を緩和してくれます。野菜の形がなくなるまで煮込んでしまうのもありです。

ルー系は味が濃いので、よっぽど風味豊かな野菜を大量に入れない限り気づかれないのではないでしょうか。

次女はビーフシチューが好きで、野菜も食べてくれるので、今では週一でこのメニューです・・・。

私は普通サイズにカットして煮込んだ後、次女の分だけキッチン鋏で細かくカットしています。

 

 

③気分を変えてみる

 次女は食事に飽きるとおもちゃで遊び始めてしまいます。

我が家は食事中、テレビを消して音楽を流しています。しかし、食事する場所からおもちゃが見える位置に収納を置いているので、どうしても途中で席を立ってしまいます。

遊びだしたら食事を終了させるということも考えましたが、あまりにも手を付けていない状態だと「お腹がすくのでは?」と心配になりできませんでした。

 

ダメだな~と思いながら、遊んでいる場所までデリバリーすることがあります。

そうすると、あんなに嫌がっていたのにパクっと食べたりするんですよね・・・。

遊び場までデリバリーはおすすめしませんが、『気分を変える』ことは効果的なように思えます。

 

お弁当箱に詰めてみたり、お皿を変えてみるのは手軽にできるのでおすすめです。

可能であれば、いつも食事するテーブルとは別に、食事する場所を用意して『いつもと違う食卓』を演出してみるのも良いのかもしれません。

 

 

一番効果があったのは…?

私たち大人からしたら美味しそうでも、こどもにとって見たことない料理のハードルは高いようです。

特に次女は初めて見る食べ物の審査が厳しく、コロッケ、ハンバーグ、チキンライスなど、どれも食べることができませんでした。

コロッケやハンバーグは食べやすいように一口大に整形してもダメでした。更に小さくキッチン鋏で切り分けてもダメでした。

 

このように、効果があった方法①~③では対処できない場合があります。

これらはいうなれば『誤魔化し』の方法です。こどもからすれば、知らない間に食べさせられている状態ですね。

しかし私がおすすめしたい4つ目は、こども自ら食べることを『選択する』方法になります。

そしてこの方法は、食べ物のどんなところが嫌なのか?で推測した理由①食わず嫌い、のパターンに最も効果があると思います。

だって、一口食べれば気に入るかもしれないのですから。

 

しかし、それを2歳児にどうやって伝えればよいでしょう?

 「食べてみたら美味しいかもよ?」では、ちょっと難しいようです。

 

2歳児に『交渉』は通じない

「ご飯食べたらデザートあげるよ!」という交換条件が、2歳児には通用しません。

我が家の次女は、逆に『デザート』という言葉を聞いてしまうと、ご飯を食べることを放棄してしまいます。(ごはんよりデザート食べたい!となるようです。)

 

かつては私も、できるだけ『わかりやすいように』と考えて言葉を選び、説得を試みましたが、「イヤイヤ!」で一掃されておりました。

このように、2歳児に『理屈』は通じません。

 

 

野菜嫌いの娘にかけた言葉

長くなってしまいましたが、ここからが一番効果があった方法4つ目の紹介になります。

 

あの手この手を試してみてもなかなか食の進まない次女に、

正直、私はお手上げ状態でした。

 

ある日の夕食、いつものようにせっかく作った料理を食べてもらえず悲しくなった私は、娘たちの前でついこう漏らしました。

 

「食べてくれないの?ママ悲しい・・・。」

そして両手で顔を覆いました。

 

すると、

「ママ、見て!」

と言った次女が、にんじんをパクリ!と食べたのです。

そして、

「ママ、嬉しい?」

と聞いてきたのです。

 

にんじんは、喜んでくれるかな?と、クッキー用の抜き型でハートの形をしていましたが、味付けは普通の塩味でした。

絶対食べることはないと思っていましたが、彩り用に置いておいたにんじんを、

野菜嫌いの次女が食べて驚きました。

 

そして、思いました。

2歳児に『理屈』は通用しない。

『情』に訴えかけるのが正解かもしれない、と。

 

この方法で次女はコロッケが食べられるようになりました。

一口かじった次女は、美味しいと思ったようです。

今では放っておいてもコロッケは食べるようになりました。

 見ただけで押しのけていた頃からすると、大きな進歩だと思いませんか?

 

 

あなたの笑顔が見たい

一番効果のあった方法4つ目、『食べてくれなくてママ悲しい』戦法は、次女だけでなく、4歳の長女にも効果がありました。

次女と同じように、「ママ!」とにんじんを食べた後の口を大きく開けて見せてくれました。

長女は元から人参を食べることができるので驚きませんでしたが、悲しむ私を元気づけようとしてくれたのでしょう。いっしょうけんめい噛んで、食べている姿をアピールしてくれました。

 

そして、ふと思い出したのです。

長女と一緒にテレビを見ていたとき、「ママ、これ好きでしょ?」と指摘してきたことがありました。

私が、「そうだよ。よく覚えてたね~。」と言うと、

「だってママ喜ぶやん!」と言っていたのを。

 

私はずっと、こどもは褒められることに喜びを感じるから、褒められたことをがんばるのだと思っていました。

だから、こどもがご飯を完食したときも

「すごいね!偉いね!」と『達成感』を得られるように意識して褒めていました。

しかしそれ以上に、こちらが褒めたときの『笑顔』や『喜ぶ様子』を好いてくれているのかもしれません。

 

多くの親がこどもを笑顔にしたいと思っているように、

こどもの方も、同じように思ってくれているのかもしれませんね。

 

 

最後に

 こどもにご飯を食べてもらうのは大変です。

しかし、「なんで食べなきゃなんないの?」という質問に、どう答えれば良いでしょう。

栄養を摂るため、ご飯がもったいないから、お腹がすくから・・・

全て正しいのですが、大人が理屈で説明しても、こどもにはピンとこないのかもしれません。

おそらくこどもに響くのは、「一生懸命作ったのに、食べてもらえないのは悲しいから!」です。

 

あの手この手でごまかしても、お手上げ状態のお子さんをお持ちのママとパパ。

子供だましではなく、本当にしっかり悲しんで見せてください。

こどもはあなたに笑顔になってほしくて、食べてくれるかもしれません。

そしてこどもが食べてくれたら、「ありがとう!すごく嬉しい!」と笑顔を見せてあげてください!

 

 長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。