こどもの歯磨き、いつから?どんな風にしてる?
明けましておめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願いします。
お正月は実家で過ごしたのですが、久しぶりに顔を合わせた甥っ子が大きくなっていて驚かされました。
この間まで赤ちゃんだったのに、もう下の歯が生えて離乳食を食べていました。
そこで子供の歯みがきの話になったので、うちはどうしてたかなと思い返してみました。
《下の歯が生えたら》
シリコンの歯ブラシで慣らす
子どもによると思いますが、うちの子は生後6か月くらいから下の歯が生え始めました。6か月から離乳食を食べていたので、この頃から夜眠る前に1回だけ歯磨きしていました。
使っていた歯ブラシは、ブラシ部分がシリコン製のものです。
↓このリンク画像の黄緑色のブラシを使ってました。
自分で歯ブラシを持って磨いたりはできないのですが、喉突き防止に黄色いプレートが付いてます。
その点、歯磨きの練習としてこどもに渡しても、ある程度は安心ですね。
ピンク色のリング状のものは、歯固め代わりに使用してました。
カメのような形で、しっぽがシリコンの両面歯ブラシになっています。
歯ブラシと言ってもブラッシングするには不向きな形ですから、あくまで子供に渡す用でしたが、うちの子の場合は外出先の方が活躍してくれました。
ぐずり始めにこれを渡すと、噛んでしばらくの間もつ感じです。
ケースが付いているので持ち運びは便利でしたよ。
↓こんな可愛いのもあるんですね。これはシリコンではなく植毛ブラシのようですが。
この頃って、物を持ってもポロッと落としたりするので
洗いやすいシリコン製が便利かなと思います。
歯磨き粉は不要
因みに、歯磨き粉は不要です。水だけで磨きます。
まだ母乳や粉ミルク、10倍粥や野菜中心のヘルシーな食生活なので
虫歯を神経質に悩む必要はないと思います。
一度、市の歯科検診で夜中の授乳が虫歯に繋がるのではないかと相談したら、
歯科医から歯磨きナップやガーゼで拭いても良いでしょうと言われましたが
私が睡魔に勝てず、また子供もすぐ眠ってしまい、結局できませんでした…。
それでも虫歯にはならなかったので、頑張ろうと思っているママやパパは
体力の範囲内で頑張ってくださいね。
《上の歯が生えたら》
歯ブラシを持たせる
だいたい9か月くらいには下の歯2本、上の歯が1本生えていました。
離乳食も進んできて白身魚や鶏のささみなど食べるものも増えています。
こどもの歯が増えてくると、私も歯磨きに熱が入っていきました。
まずは植毛タイプの歯ブラシに慣れてもらおうと、喉突き防止プレートの付いた乳歯用の歯ブラシをこどもに渡すようにしていました。
夕食の後渡して、こどもが歯ブラシを噛んだ後、私が仕上げ磨きをするという流れです。
喉突き防止プレートというのは、歯ブラシの柄に取り付けるものです。
刀の柄みたいですね。
仕上げ磨きの仕方
一番磨きやすいのはこどもを床に寝かせて歯磨きをする方法です。
実際にしたことのある人はよーくご存じだと思いますが、
これがとっても大変なんですよね。
まず、口を開けない。床に寝転ばない。
かといって、泣き叫ぶ我が子を取り押さえて、歯磨き嫌いになられても困る。
うちではハミケアが大活躍しました。
これを歯ブラシに吹きかけて渡します。
うちの子は甘い歯ブラシを気に入って、噛み噛みしてました。
自分で磨いた(噛んだ)後、更に口の中にシュッ。
こどもはもうハミケアに興味しんしんです。
ハミケアのキャップをして(誤作動防止)こどもに渡し、そちらに集中している間に
寝転ばしてササっと磨くようにしていました。
最後に「よくできました。」と口にシュッとして終了です。
まだ歯が少ないので、この頃はこの方法で大丈夫でした。
《前歯が揃ってきたら》
ダミーの歯ブラシを渡す
うちの子は1歳になると下の歯4本、上の歯は4本の計8本が生えていました。
この頃になると、1歳児検診で歯ブラシのプレゼントがあったりと
歯磨きの習慣をつけさせましょうという風潮が強まります。
この頃使っていた歯ブラシが「クリニカキッズ ハブラシ」です。
転倒したときのことを考えてハンドルが柔らかく、簡単に曲がるこの商品にしました。
そして大事なのは、仕上げ磨き用に別の歯ブラシを用意することです。
こどもは親が持っているものを欲しがったりします。
そこで、こどもにも歯ブラシを持たせてあげて、その欲求を満たしてあげるわけです。
私が歯ブラシ1本で歯磨きしていたときは、仕上げ磨きの際にこどもの手から歯ブラシをとりあげることになり、それで機嫌を損ねてしまっていました。
ゴネてしまうと歯磨きどころではないので、仕上げ磨き用に別のものを用意してしまった方がスムーズだと思います。
仕上げ磨きにおすすめの歯ブラシ
歯医者に聞いた、おすすめの歯ブラシの条件は
ブラシがフラットなものだそうです。
そこでその条件に絞り、いろんな種類を試しましたが
一番仕上げ磨きがしやすかったのがコレ。
↓「クリニカキッズ ハブラシ 仕上げ磨き専用」です。
気付けばクリニカばかりになってしまいましたね。
別にライオンの回し者ではないのですが…。
この歯ブラシの良い所は、何と言ってもヘッドの薄さです。
前歯で合計8本くらいのときは、正直ブラシがフラットなものなら何でも良いと思います。
この歯ブラシが力を発揮するのは、奥歯が生えだしたときです。
こどもは歯ブラシを噛みます。絶対噛みます。
子供用に与えた歯ブラシは、1週間でブラシが広がってしまうくらいです。
仕上げ磨きのときも、3歳くらいまでは噛んできます。
そうすると奥歯がとても磨きにくいのですが、この歯ブラシはヘッドが薄いので
奥歯を磨くのが格段に楽に磨けます。
奥歯が磨きにくいと感じている人は、ぜひ試してみてくださいね。
《歯磨き粉》
研磨剤が入っていないものを
市販の泡立つ歯磨き粉は研磨剤が入っているので、歯を削ってしまいます。
また、うがいができない年齢だと歯磨き粉を使用できませんよね。
そもそも、水だけでもしっかりブラシをすることが虫歯予防には大事なのだそうですが…。(歯科医談)
水だけだとうちの子は暴れる・泣くで歯磨きどころではないのです。
ハミケアを吹きかけていたのですが、歯ブラシのブラシ部分がコテコテになってくるので、商品を変えました。
おすすめは、「ピジョン ジェル状歯磨き」です。
研磨剤不使用、食品にも使われる成分でできているので
歯を傷つけず、うがいできないこどもにも使えます。
味は「ブドウ味」がおすすめです。
前回の風邪薬の件でも少し触れたのですが、こどもが想像する
ブドウ味と差が少ないので、比較的受け入れやすいみたいです。
↓前回のブログ
子供が風邪薬を飲んでくれないとき、どうしてますか? - megmogu’s diary
歯の汚れが目に見える
「くちゅくちゅぺー」と水を口から出せるようになったらおすすめなのが
「ハミガキ上手」です。
歯垢が赤く染まるので、綺麗好きの長女に大うけしました。
2歳半くらいになるとぶくぶくうがいも様になっていたので
これを試してみたら、1日に何回もしたがるようになりました。
1歳半くらいには奥歯も生えてきて磨き残しがないか不安だったのですが、
親も歯垢が目に見えるのでやりやすかったですよ。
↓69mlもあります。こどもが気に入るかわからない場合は、少ない容量のものが良いかもしれませんね。
私も自分で使ってみたのですが、歯全体がピンクっぽくなりました。
昔、歯医者でしたやつより簡単に落ちる感じはしましたが
こどもに「歯が汚れているよ!」って教えるのには良いと思います。
服とかにつくと落とすのが大変なので、注意してくださいね。
《奥歯が生えてきたら》
頬を内側から押し広げて磨く
うちの子は1歳半くらいには奥歯が生えてきました。
まだ小さいので「い」の口をしてと言ってもわかりません。
奥歯が特に磨きにくく感じていた頃ですね。
そうなると口の中に指を入れて広げるのですが、
ちょっとポイントがあります。
唇を横に引っ張るのではなく、頬を内側から押す感じで広げるのです。
そうすると奥歯も良く見えるし、頬の部分に空間ができるので磨きやすいです。
また唇を引っ張られるよりも痛くないように思います。
「バイキンマンいるよ!」
1歳半になると、あんぱんまんが好きになっていませんか?
うちの子は保育園に通っていたので、そこで知っていつの間にかファンになっていました。
アニメも見るようになって、「バイキンマンはいたずら好きなヤツ」、「アンパンチでやっつけられる」というのはわかっていたようでした。
歯みがきを嫌がったら「あ!バイキンマンいる!」と言ってみてください。
「ママがきれいにしてあげるからね。」とか、「アンパンチしよう!」と言うと、しばらくはもつかと思います。
「バイキンマン、そっちの歯に逃げたよ!」と、ゲーム感覚でバイキンマンをやっつけていく風にするのもおすすめです。
3歳くらいになると「こっちに逃げた」と参加してくるようになっていました。
「きれいになったら気持ちがいい!」
我が家では歯磨きが終わったらこう言います。
「きれいになったら気持ちいいね。」と。
「これで安心して眠れるね。」も良いと思います。
やはりこどもなので、歯磨きじゃなくてもじっとしてるのは難しいんです。
うちの子はおしゃべりで、仕上げ磨きのときも、ずーっとしゃべってます。
寝転んでも、じっとなんかしていません。
手足をゆらゆら、ときにバタバタして磨きにくいのです。
でもきっと、どの子もそうですよね。
それでもあの手この手で、何とか仕上げ磨きしますよね。
苦労して歯磨きを終えたら、ぜひ、さっきのセリフで子芝居してみてください。
ようは刷り込みのような感じになるのですが、
「歯磨きしたらきれいになって気持ちがいい!」と思ってもらうわけです。
これを言い続けた結果、うちの4歳児は歯磨きせずにベッドへ行きません。
歯磨きしないと不安になるというか、気持ちが悪いようです。
この間、旦那が仕上げ磨きをしたのですが、
手早くチャチャっと終わらせたようで、
「ちゃんとしてよ!」って4歳児に怒られていました。
それを見て、言葉がわからなくても小さい時から言い聞かせるのが大事だなと思ったのです。
《最後に》
市の検診でも、6歳までは虫歯ゼロを目指しましょう!とか言われて
親はプレッシャーをかけられますよね。
こどもの歯みがきは親の義務でもありますけど、子供自身にも歯を大切だと思ってもらえることが、長い目で見たら大切なのかなと思います。
できれば親も子も、楽しく歯磨きできると良いですよね!