授乳ブラってあった方が良い?カップ付きインナーとの比較
こんにちは。
前回、私の実体験から失敗しない授乳服選びのポイントについてまとめました。
そして今回は、授乳服の下に着るインナーと授乳ブラの話をしようと思います。
1人目を出産した後、私はいろいろと授乳服を買い集めました。
しかしいざ着てみようとすると、『授乳服の下って何着たら良いの?』という問題にぶち当たったのです。
出産したのは秋だったので、家の中ならともかく外に行くときに授乳服1枚という訳にはいきませんでした。
そもそも私は、薄着の季節であっても透けやブラのラインなどが気になるのでトップス1枚で外出することはありません。
そのことに、どうして授乳服を買う時点で気付かなかったのか…。
結果、授乳のしやすさを求めて授乳服を買ったのに、インナーにロンTを着たら結局まくり上げて授乳せなあかんやんって事態に陥ってから気づきました。遅。
家の中なら良しとしても、外出先で服を捲り上げるのは抵抗がありました。
そこで最初はマタニティの時から愛用していたカップ付きのブラキャミソールを着ていたのですが、インナーとしてはやや寒く、授乳するにもコツが必要でした。
そして結局は、授乳ブラにも興味が湧いて購入するに至りました。
実際に両方を着用してみて、授乳ブラとカップ付きインナーのメリットとデメリットをまとめましたので、良ければ参考にしてください。
- 《カップ付きインナーのメリット》
- 《カップ付きインナーのデメリット》
- 《授乳ブラのメリット》
- 《授乳ブラのデメリット》
- 《結論:授乳ブラの方が便利》
- 《授乳ブラ、いろいろ》
- 《授乳ブラと併用するおすすめインナー》
- 《授乳ブラでストレスフリー》
《カップ付きインナーのメリット》
①インナーとブラを兼ねている
カップ付きインナーのメリットは、キャミソールなど下着としての役割とブラの役割を兼ねているところです。
私は普段から、どんなトップスを着る時もそれ1枚だけで着ることはありません。
下着の色が透けたりラインが目立つのが嫌だからです。
なので、ブラとインナーを兼ねているカップ付きインナーは、1枚で完結する点で楽ではありました。
ここで注意して欲しいのですが、私がイメージしている『カップ付きインナー』というのが、ユ〇クロのブラ〇ップのようにアンダーバストにしっかりしたゴムが入っているものを指しているいるということです。
カップ付きインナーの類には、ホールド力よりもインナーとしての機能を重視しているものがあるので、ブラを兼ねる目的で購入する際には注意が必要です。
特にカップが取り外せるタイプのものには、その傾向が強いと感じます。
②卒乳後も着用が可能
カップ付きインナーのメリットは、卒乳後も着用が可能だという点です。
休みの日に部屋着として着るも良し、普段着の下に着るも良し、ブラを着けるのが面倒なときに着るも良し。
授乳ブラと違って活用できる期間が長いという点で経済的ではあります。
《カップ付きインナーのデメリット》
①トップスの襟ぐりからインナーが見える
カップ付きインナーの多くはU首なので、トップスの襟ぐりからインナーが見えることがありました。
私が特に気になったのはVネックのニットを着たときです。他にもスキッパーシャツなどは、襟ぐりの深さによってはインナーが見えてしまいました。
②バストのホールド力が物足りない
カップ付きインナーのデメリットは、バストのホールド力を物足りなく感じてしまうところです。
授乳中は妊娠前と比較してバストのサイズが大きくなるということを耳にしたことがありませんか?
これは人によるでしょうが、私の場合は1カップ大きくなりました。
そのことで『カップ付きインナーが入らなくなった』なんてことはありませんでしたが、ホールド力を物足りなく感じるようになりました。
感じ方には個人差があるでしょうが、私の場合は胸が張っている状態のときは、がっしり支えてくれて胸にフィットするタイプの下着の方が楽でした。
胸が張って痛いときは、ちょっとの揺れも痛みを伴ったからです。
《授乳ブラのメリット》
①授乳しやすい
授乳ブラのメリットは、授乳しやすいということです。
当たり前のようですが、代用品としてカップ付きインナーや普通のブラジャーを使った経験がある人ならば頷けるポイントだと思います。
まず、授乳ブラがカップ付きインナーや普通のブラと大きく違う点が1つあります。
それは、カップが取り外せる仕様になっているということです。
私はこんな風に↓
ブラのストラップにカップを繋ぎとめるスナップが付いていて、それを外すとカップが大きく開く仕様になっているタイプのものを使っていました。
代用品として普通のブラやカップ付きインナーで授乳していたとき、私が気になったのが肩紐の存在とカップの硬さです。
肩ひもをずらしてカップを胸の下に丸め込んで授乳していたのですが、カップに張りがあるだけに元の形に戻ろうとしてくるんですね。授乳している内に徐々に元の形に戻ろうとしてくるカップ…。これが毎回、しかも両胸となると面倒になってしまいました。
上の商品もカップに張りのあるタイプですが、ここまでカップがめくれるようになっていると、そういうストレスはありませんでした。
②授乳時に胸の形が変わらない
授乳ブラのメリットは、授乳時に胸の形が変わらないということです。
私の場合、カップ付きインナーなどのカップ部分を胸の下に丸め込んで、胸を表に取り出すようなスタイルで授乳していました。そうすると、カップを丸めた分、胸が上にあがるので、授乳中の胸の形を変形させることになりました。
私の授乳時間は片胸約10分ずつ。授乳回数は多い時で13回くらいでした。
1日に130分、およそ2時間も胸に負荷をかけていると思うと、卒乳後の胸が型崩れしてしまうのではないかと心配になってきたのです。
しかし、カップが大きく開く授乳ブラであれば胸の形が変わることなく授乳することができます。
《授乳ブラのデメリット》
①授乳期間しか使えない
授乳ブラのデメリットは、授乳期間が終わったら使うことがないということです。
人にもよりますが授乳期間は1~2年くらいでしょう。
授乳は毎日ですから洗い替えも必要ですし、何枚も揃えたのに約2年で使えなくなるのはもったいないような気もしますね。
②サイズ選びが難しい
私は授乳服専門サイトから購入したのですが、試着できないアイテムを選ぶのは、とても難しかったです。
サイズ表を確認した上で、実際に胸囲を測ってから購入することをお勧めします。
また、試着後であってもサイズ交換のサービスをしてくれるショップであれば安心です。
《結論:授乳ブラの方が便利》
使用期間が2年と考えると短いようですが、授乳ブラは普通のブラよりもヘタれるのが早いように思います。
授乳最盛期では1日に10回以上授乳することがあります。
1日に何回もカップを付け外しするのですから、それも頷けますよね。
ただ、赤ちゃんは6か月を過ぎると離乳食で栄養を補助する必要があります。
1日1回から始めて2回、3回と離乳食が進むにつれて、授乳の回数も徐々に減らしていくことになります。
そのため、授乳ブラを購入するなら、出産してからなるべく早い段階の方がお得なのかなと思います。
授乳の頻度が減っていき1日数回の授乳となれば、カップ付きインナーに移行しても、最盛期よりはストレスを感じないかもしれませんから。
しかし、授乳真っ盛りの時期には授乳ブラの方がストレスフリーだと思います。
私も最初こそ「授乳中しか使えなくてもったいない」と思っていましたが、1年経ってクタっとなった授乳ブラを見ると
「これは使い倒すものなんだな。」という風に思いました。
そして普通のブラで代用し続けなくてよかったとも思いました。きっと生地に無理な力が掛かることでブラの寿命が縮まったことでしょう。
それに、授乳のしやすさや胸の締め付けを軽減してくれる授乳ブラは、やはり便利です。
ガッツリ授乳しようと思っている人は、授乳ブラを検討してみてはいかがでしょう。
《授乳ブラ、いろいろ》
私はいろいろとサイトを見て、2種類の違うタイプの授乳ブラを購入しました。
使用感をまとめましたので、どちらが好みのタイプか参考にしてみて下さい。
①洋服にひびきにくい、つるんとした張りのあるタイプ
1番のポイントはレースなど装飾のない、つるんとした形です。
これが薄手のTシャツを着る時にはラインが出にくくて重宝しました。
身体のラインが出やすい季節や、ブラのラインを目立たせたくないという人におススメです。
②張った胸にもフィットする、柔らか素材タイプ
こちらも3枚購入しました。好きなポイントは、柔らかい素材で胸にフィットするところです。
①は床に置いてもカップの形が変わらない程の張りがある素材に対して、②はふにゃっとした感じで床に置くとカップの形を保てません。
その分、胸が張ってきたときに優しくフィットしてくれるところが気に入っていました。
胸を覆ってくれる感じや、着心地がソフトな方が好きな人は、こちらのタイプがオススメです。
☆授乳ブラには珍しいレースタイプも
私は「これ、授乳ブラ!?」と衝撃を受けました。こんなに可愛くてレースの美しい授乳ブラがあるのですね。
カップは全開できるフロントオープン設計で、スナップボタンによって開け閉めする仕様です。
私は着用したことが無いので使用感を伝えられないのが残念なのですが、
・ホールド感がしっかりあり授乳もしやすそうで良かったです。
・つけてみてホールド感に感動!胸が横に行かないんです!
など、ノンワイヤーでありながらホールド感による満足度が高いレビューが多いことに驚きます。
更にこれだけ高評価なのに税込1860円(楽天市場)というリーズナブルな価格にも好感がもてるところです。
商品ページ内には、サイズ表だけではなく、サイズ感についてのレビューも設けられているので、それも参考になりそうです。
《授乳ブラと併用するおすすめインナー》
①ベアトップ
肩ひもがないだけでストレスフリーになれるのが、ベアトップです。
私は一度、襟ぐりの深いタンクトップを代用品にしようとしたのですが、襟ぐりが伸びますし、やはり授乳しにくかったです。
ベアトップはストラップがないので、アンダーバストのラインまで簡単に下げることができます。
また、授乳服のデザインによっては首回りのインナーが見えてしまうことがありました。
ベアトップはデコルテがキレイに出るので、お宮参りや結婚式などセレモニードレスのインナーとしても優秀だと思います。
万が一見えたときに備えて黒色やネイビーが安心かもしれません。
セレモニードレス用のインナーにするなら、レース素材のものも素敵ですね。
②カシュクール
着物の襟のように打ち合わせになっているものをカシュクールと言います。
このタイプも無理なく胸元を開けられるので便利でした。
またチューブトップと違ってずれ落ちを気にすることもありません。
胸元がスッキリしているので、余程深いVネックでなければチラ見えすることもありません。
もちろん、卒乳後も普通にインナーとして着用できます。
↓秋~冬にかけては、長袖のタイプを着用していました。
家にいる時はこの上からセーターやスエット、裏ボアパーカーなんかをよく羽織っていました。
こちらはカップ付きなのですが、取り外しが可能なので授乳ブラの上にインナーとして着用できます。
《授乳ブラでストレスフリー》
離乳食が始まる前までの授乳期は、授乳する回数が多く、授乳時間に膨大な時間を使います。
赤ちゃんのお世話で寝不足になりますし、疲労もたまります。赤ちゃんの体調などに神経を遣うことも多いでしょう。
そういう毎日を過ごしていると、ちょっとした煩わしさが、とてつもなく面倒でストレスに感じてしまうことがあります。
私は授乳ブラを使うようになってから、授乳の度にカップ付きインナーのカップを丸めて胸の下に挟むというストレスから解放されました。
今回の記事が、今授乳ブラを購入しようかどうか迷っている人の参考になれば幸いです。