megmogu’s diary

帝王切開ママの気持ちに寄り添いたい、2歳と4歳の子供をもつ30代主婦の子育て記録。

背中スイッチは「作られる」?

抱っこで眠った赤ちゃんを、ベビーベッドへ寝かせようとした途端に起きたという経験、ありますよね?

この現象を、俗に「背中スイッチが押された」なんて言いますが

最近では「お腹スイッチ」なるものの存在も認められているそうです。

これは2016年に、理化学研究所の研究員が

「赤ちゃんが目覚めてしまうポイントが、背中ではなくお腹にある」ことを発表したことによります。

 

このことも踏まえ2人の子供の寝かしつけがどうだったか、振り返ってみたいと思います。

また、「背中スイッチ」ができる原因と対策についても書きました。

 

 

 

《背中スイッチとは?》

眠っていた赤ちゃんがベッドへ寝かせた途端に起きる現象

抱っこで眠った赤ちゃんをベッドに寝かせると途端に目を覚ますことがあります。

子育て中のママなら、1度は経験したことがあるでしょう。

この現象を、「背中スイッチが押された」と表現することがあるのです。

眠っていたはずなのに急に起きるなんて、まるで背中にベッドを感知するセンサーでも付いているみたいですよね。

 

《お腹スイッチとは?》

目覚めるスイッチがあるのはお腹側!

冒頭での研究内容について、詳細はこうです。
抱っこで眠った赤ちゃんを布団に寝かせる際、背中が布団についていなくても、腹部がママから離れることにより
①「落ちそうな感覚」を感じて赤ちゃんの心拍数があがる
②丸まっていた赤ちゃんの背中や股間接が伸び、これが刺激になる
これらの作用により目覚めてしまうと説明しています。
 
お腹が関係しているのは①だけな気もしますが…
たしかに1人目は、身体から離しただけで起きてました。
 

 

《なぜ、寝かせた途端に起きるのか?》

 赤ちゃんの安心できる「ベッド」が、腕の中になっている

 これは、産院の助産師さんから教えてもらった話しです。

眠ったはずの赤ちゃんをベッドに降ろすと泣いて起きるのは、赤ちゃんの認識している「ベッド」が、ベッドではない為だそうです。

 

ややこしくなってしまいましたね。

つまり、抱っこされている腕の中が自分の眠る場所で、ベビーベッドは自分の眠る場所ではない。

そう思っているということです。

 

眠りそうなときに、自分の「ベッド」から離される…。

目覚めた時、自分の「ベッド」でないところにいた…。

どちらも赤ちゃんにとっては不安になりますね。

 

原因はずっと抱っこされていること

その原因は、ずっと抱っこされていることにあります。

ずっと抱っこで寝続けることで、腕の中を「ベッド」だと思ってしまうのですね。

 

うちの1人目が、まさしくそうでした。

初孫、しかも里帰りという環境。周りには常に抱っこしたい大人たちがいるのです。

少し泣いただけで誰かが駆けつけ抱っこ。

授乳後、ぐずって泣き止まなければ誰かが抱っこ。

目が覚めているときも、触りたくて抱っこ。

次第に抱っこ以外ではぐずるようになっていました…。

 

ここで1つだけ勘違いしてほしくないのは

「赤ちゃんが泣いても抱っこするな」という訳ではないということです。

泣いたら、抱っこしてあげてください。

ただ、落ち着いたらベビーベッドへ寝かせてほしいということです。

 

抱っこは落ち着く

ずっと子宮の中にある羊水に浮いていた状態だった赤ちゃんにとって、
抱っこの浮遊感は落ち着くのかもしれませんね。
人肌で大事に包まれて、ママやパパの声がする…
確かに、ママのお腹の中に居たときと似ています。

 

《背中・お腹スイッチを作らないためには?》

ベッドが安心できる場所だとわかってもらう

だからといって、ずっと抱っこはしていられません。

赤ちゃんがいれば部屋の掃除にも気合いが入りますし、ママだってお腹もすけば、トイレにだって行きたいのです。

やろうと思えば家事は無限にできてしまいますから、終いには赤ちゃんを抱っこしながら家事をするようになるかもしれません。

そうするとママは思うように動けないし、肩もこります。赤ちゃんの姿勢だって気になりますよね。

やはり、少しでもベッドで眠って欲しいと思います。

そのためにはベビーベッドを安心できる場所、自分の眠る場所だとわかってもらう必要があります。

 

 

眠ったらベビーベッドへ降ろす

わかってもらう方法は簡単です。
赤ちゃんが抱っこで落ち着いたり、眠ったらベビーベッドへそっと寝かせましょう。
もし起きて泣いたら、ベッドの上であやしてあげます。
なかなか泣き止まない、落ち着かないという赤ちゃんをベッドへ寝かせるのは根気がいるでしょう。
最初は大変ですが、
泣いたら抱っこ → 落ち着いたらベッドへ → また泣いたら抱っこ → 落ち着いたら再びベッドへ…
という風に繰り返しベッドへ寝かせる習慣をつけてみてください。
 
せっかく眠ったのに、また起きるかもしれないという不安…。
わかります。
でも私は2人目のときにこの方法を実践してみました!
初めは手こずるのですが、赤ちゃんがベッドに徐々に慣れてくるのがわかりますよ。
そうして、2人目の「安心できるベッド」をベビーベッドにすることに成功したのでした。
 
 
 

《赤ちゃんが落ち着く工夫をする》

抱っこがおちつく赤ちゃんにとって、眠った姿勢が崩れるのは敏感に反応してしまうポイントになります。

「背中スイッチ」と「お腹スイッチ」別に、効果があった対策をまとめました。

 

《背中スイッチ対策》

おひなまき

おくるみの巻き方の1つに、「おひなまき」というのがあります。

手足を曲げた状態の赤ちゃんをおくるみで包むのです。

お腹の中にいたときの状態を再現してあげると落ち着くのですね。

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 おひなまきについては、下記サイトがまとまっているので参考までにどうぞ。

matome.naver.jp

このサイトでも紹介があった「スワドルミー」は、2人目のときに使用していました。

マジックテープで固定できるので、簡単におひなまきをつくることができますよ

寝ている間に崩れてきたり、オムツや着替えの度におひなまきを作るのが面倒だったので重宝しました。

 

1人目のときはこの商品を知らず、お包みでおひなまきを作ってましたが

上手く固定できずに、すぐはだけてました。赤ちゃんは大きな音がすると、曲がった腕がビクッと伸び、その衝撃で起きたりします。1人目はすぐ起きてましたが、2人目はしっかり固定できてたせいか、落ち着いていましたね。

 

ベッドが冷たい 

 

 温かい腕の中から冷たいベッドへ降ろされたら、温度差でびっくりするのかもしれませんね。

おくるみで包んでも起きてしまう赤ちゃんは、温度差に敏感な子かもしれません。

特に冬場で有効なのは、ベッドを湯たんぽなどで温めておくことです。

うちは2人とも秋生まれなので、ベッドから離れて抱っこしたあとなど

ベッドが冷えてしまったときに使用していました。

赤ちゃんを寝かせたあとは、低温やけどの危険もあるので湯たんぽは除いてくださいね。

 

 授乳枕

個人的にアイテムとして1番おすすめしたいのが、授乳枕です。

文字の通り、授乳するとき赤ちゃんの頭の下に敷いて使います。

母乳でもミルクでも、この枕が赤ちゃんの頭と、頭を支える腕との間に入るので

腕が痛くなりにくいのです。

この商品は枕の裏側に、腕に固定するゴムバンドが付いているので滑り落ち防止にもなります。

私はこれのピンクを買いましたが、柔らかい色合いが可愛らしかったです。

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そして、これが更に力を発揮するのは、赤ちゃんをベッドへ寝かせるときです。

私的に、寝かしつけの最大関門は、赤ちゃんの頭の下から自分の腕を抜くことでした。

1人目も2人目も、最後の腕抜きで起きてしまうことが多かったですね。

1人目はこんなアイテムがあると知らず、あきらめて抱っこしてしまいましたが…

2人目のときに使用して便利さを実感しました。

これを使うと、腕抜きがとてもスムーズにできますよ。ベッドの固い質感も伝わりにくいのか、これを使ったときの寝かしつけ成功率は高かったです。

本当、1人目のときに知りたかった…!

 

 

《お腹スイッチ対策》

 2人の子供の寝かしつけに奮闘していたとき、「お腹スイッチ」の存在は知りませんでした。

2人目に関しては、「背中スイッチ対策」をしながら、出来るだけベビーベッドで寝かしつけるようにしていたら

普通にベッドで眠るようになりました。

なので、私が言える対策方法は1つだけです。

身体を密着させた状態でベッドに寝かせる

1人目のとき、身体を離すだけで 起きていたことから、これを「お腹スイッチ対策」とさせてもらいましょう。

理化学研究所が発表した内容とも合っていますし、赤ちゃんのお腹はベッドに寝かせるまで密着させておくのが良さそうです。

 

 

《やっぱりこれが1番》

添い乳

母乳をあげているママに実践してもらいたいのが、添い乳です。
手強い1人目は、これが1番寝かしつけに成功しました。
私は授乳中、うとうとし出したら
一緒に横になって完全に眠るまで乳首をくわえさせてました。
その後、そっと離します。
 
赤ちゃんの首がすわるまでは難しいかもしれませんが、頭の高さ調節など工夫してみてください。
前述の授乳枕や、折りたたんだタオルなどが便利でしたよ。
夜中の授乳や、赤ちゃんのお世話で疲れていると思うので、ママも一緒に眠れると良いですね。