【1回目】帝王切開の傷について
「帝王切開」をすればお腹に傷ができます。
縦か横かは、予定帝王切開の人なら自分で決められるようです。
私の場合も、そうでした。
手術の難しさでいうと、横に切る方が難しいそうです。
なので、緊急帝王切開の場合、一刻を争う事態なので縦に切られることがあるのだとか。
しかし、手術には本人の同意書が必要です。
私が出産した病院では、余程の緊急事態でない限り本人の意向に沿ってくれるようでした。
ただ、本人が署名できない状態の場合は配偶者が代筆するとのこと。この場合、「余程の緊急事態」な気もしますが…。
一応、本人の希望が病院側へ伝わるように、配偶者にも横が良い、縦が良いなど伝えておくと安心ですね。
私は横に切ってもらうことにしました。
傷のことについて、担当医に質問したことがあります。
切る位置や、長さ、傷跡の残り具合について聞きました。
位置は、陰毛の少し上くらい。(パンツによりますが)ヒップハングのパンツを履いて隠れるか、ゴムのライン上くらいでしょうか。
長さは、左右骨盤の出っ張りと出っ張りの間くらい。赤ちゃんの大きさにもよると言われましたが、
私は15センチ弱ありました。
傷跡については、「人による」と。
実は産前、この事が1番気になっていました。
自分の身体に残る傷が、どんなものになるのか…目立つ傷でなければいいなとか、考えました。
目立つ傷、というのは「ケロイド」といって、皮膚の組織が盛り上がった状態のことを考えていました。
しかし、この「ケロイド」については、残念ながら体質によるのだそうです。
傷を擦らない(刺激を与えない)、
上下方向に引っ張らないよう固定する、
ということが、なるべく傷を綺麗にする方法だと教えてもらいました。
1人目出産後、医師から貰ったのは茶色いサージカルテープ。それを傷口が開かないように、
上下の肉を寄せた状態で留めるようにと言われました。
以下、手書きイラスト…
画力のなさは置いておいて…
ピンクの直線が 切開線、
水色の長方形が サージカルテープです。
傷が完全に隠れるように、端から端まで貼ること。
テープの端が少し重なるように貼ること。
テープは3〜4日毎に張り替え、その際傷口を洗い清潔に保つこと。
など、アドバイスを貰いました。
私も3ヶ月くらい実践しましたが、テープで肌荒れしてしまい…
テープが貼れなくなりました。
結果、貼らなくなったからか、傷口は少し赤みを帯びたケロイド状態になりました。
ただ、私も心境の変化に驚いたのですが
この「傷」が、嫌いにはならなかったのです。
赤ちゃんと自分をつなぐ証のように思えたんですね。
大きくなった子供に「あなはたここから生まれてきたんだよ。」と、教える未来を思い描いてました。
傷口で困ったのは、「見た目」よりも、「痒み」の方でした。
テープでかぶれたこともあり、肌が弱い方なのでしょう。下着とか、服とかの素材によっても痒くなるのが辛かったです。
その時に使用したのが、「シカケア」という透明な粘着性のあるシート。
【商品説明】
外傷、熱傷、手術、ニキビ等のあとが赤くなったり盛り上がった部位を保護 することを目的とします。
【特長】
シカケアは皮膚の保護を目的とした軟らかく粘着性のあるシリコンジェルシートです。
片面のみ粘着性があります。
この粘着性はシリコンの性質によるもので、洗って再使用 できるので経済的です。
【使用目的、効能又は効果】
外傷、熱傷、手術、ニキビ等のあとが赤くなったり盛り上がった部位の保護。
(商品紹介文より一部抜粋)
商品説明にもあるように、傷口の保護を目的に使用しました。これを使うと痒みが和らぎましたよ。
また、2人目の時にも同じ物を使用したのですが、1人目の時より綺麗な傷跡になりました。
詳しい使い方については、
長くなりましたので次回にまとめます。