「帝王切開」は、「異常分娩」?
私はこのブログで
赤ちゃんを下から産む方法を
「自然分娩」、または「経膣分娩」と書くようにしています。
「へぇ、そうなんですか。」
「他に呼び方あるんですか?」
産前の私ならそう思ったでしょうね。
しかし、産後の今は意図して言葉を選んでいます。
出産の方法は、大きく2種類に分けられます。
下から産む方法は、「経膣分娩」、「自然分娩」、「普通分娩」。
お腹を切って産む方法は「帝王切開」、または「異常分娩」と言うそうです。
「えーーー!?!?」
私は、産後に病院の問診票を記入しているとき、出産方法欄に記載があったので知ったのですが…内心大絶叫でした。
「異常」って…傷つきませんか?
確かに、自然な陣痛がきて、子宮口が開き、参道を通って赤ちゃんを産んだわけではないので「経膣」ではないですし、「自然」でもないのでしょう。
それでも、バースプランなど作成して自分の出産を演出できるようになった今、
「普通」の出産など、あるでしょうか?
他の人と比べたり、
「出産」のスタンダードを決める事なんて、ナンセンスだと思いませんか?
私は、私なりに「帝王切開」を受け入れたつもりでした。
「これも一つの出産方法だから、『自然分娩』をした人と比べることはない。何ら気後れすることはない。」と。
また、元気に生まれてきてくれた赤ちゃんを見て、「手術」に感謝さえしました。
でも、問診票の、この「普通」とか「異常」という文字が、「帝王切開」をズバッと否定しているようで、悲しい気持ちになりました。
これから「帝王切開」で産もうとしている妊婦さん、同じく悲しい気持ちにさせてしまったかもしれませんね。ごめんなさい。
でもこの疑問を投げかけてみたかったのです。
皆さんは、「帝王切開」を「異常分娩」と表現することを、どう思いますか?