出産後~退院まで
出産後、待っているのは赤ちゃんのお世話ですね。
今回は産後~退院までのスケジュールをまとめました。
私の通っていた産院ではこのような流れでした。
《産後当日(1日目)》
出産、お疲れさまでした。とにかく安静です。
麻酔が2時間くらいで切れてくるので、痛みだしたらすぐに ナースコールで伝えて下さい。
とはいえ、母乳育児を希望する人は 痛み止めを躊躇してしまうかもしれませんね。
病院が処方した痛み止めは 赤ちゃんにも安全なものが使用されるはずですが、
念のために 母乳育児を希望している旨を伝えておくと安心ですね。
因みに、許可があるまで飲水もできないので、痛み止めは点滴から投与されるか、座薬になります。
《産後翌日(2日目)》
腹筋をつかう動作に注意
おそらく尿管カテーテルが外されるので、トイレまで歩行練習します。
「ちょっと、早くない!?」
ええ、私はそう思いました。
医師に直談判すると、「産後の適度な運動は回復を早めるから。」だそうです。
私の通っていた産院は、トイレの横が新生児室でしたので
赤ちゃんの顔見たさもあり、頑張って歩きました。
不思議と、赤ちゃんを見ている間は痛みを忘れてましたね。
歩くことよりも、立ち上がったり座ったりする方が痛みを感じました。
病院のトイレには手すりが付いていることが多く、それに助けられましたが
腹筋を使う動作ほど痛みを伴うでしょう。
他にも寝返り、咳やくしゃみも腹筋を使いますので風邪などひかないように気を付けましょう。
便利グッズ
①「ストローキャップ」
私は2日目から飲水の許可が下りました。
そこで 便利だったのはペットボトルに取り付けられるストローキャップです。
100均でも売っています。寝た状態で水が飲めるので重宝しました。
②「水のいらないシャンプー」
お風呂にも入れないので、重宝しました。
季節・個人差はあるでしょうが、洗髪できないと不快です。気分転換にもなりますし、急なお見舞い時にも、あると便利でした。
授乳開始
母乳育児を希望する人は、授乳の練習も始まります。
特に、「初乳」といって、分娩後に出る黄色っぽい母乳は栄養価が高く、抗体や成長因子が多く含まれるのだとか。
そのため、通っていた産院では赤ちゃんに飲ませることを推奨していました。
《産後3日目》
母子同室
私の産院では母子同室が導入されていました。
文字通り、同じ病室でママと赤ちゃんが過ごすことですね。
母体の様子をみながらになりますが、だいたい産後3日目くらいから始まります。
私の場合、1人目は産後 3日目から。
2人目のときは翌日(2日目)から赤ちゃんと同室で過ごしました。
看護師さんに相談すれば、夜中だけ新生児室に預けるという選択もできました。
1人目の産後はこれを導入。赤ちゃんが泣いたら病室へ連れてきてもらい母乳をあげていました。
看護師・助産師さんのフォローの元、退院後のシュミレーションができて良かったですね。
わからないことや困ったこと、聞いたら恥ずかしいかなということ、何でも相談していました。
授乳指導
看護師(もしくは助産師)さん指導の元、赤ちゃんの抱き方や授乳スタイルを学びました。
帝王切開ではお腹に傷があるため、「フットボール抱き」という脇腹に抱いて授乳する方法をおすすめされましたが、ママのやりやすいスタイルで大丈夫です。
また、授乳クッションも便利でした。
授乳クッションは「洗えるもの」、「厚みのあるもの」がおすすめです。
赤ちゃんはミルクを吐き戻すこともありますし、オムツの隙間からおしっこが漏れることもあります。更に、汗っかきでもあるので衛生面を考えると洗えることはマスト条件です。
また、授乳中は前かがみの姿勢になるので「厚みがある」ものの方が授乳スタイルが楽でした。(産院で借りていた授乳クッションよりも、退院後に購入した新品の方が厚みがあり授乳姿勢が楽だったのを覚えています。)
毎日使うものですし、上の画像のように赤ちゃんのお座り補助として使うこともできますから、長く使うことを考えて選びましょう。
シャワー解禁!
この日から、シャワーの許可が下りました。
湯船に浸かる入浴は1カ月検診の後までお預けです。
《産後4日目》
乳頭トラブル
赤ちゃんの吸う力は意外と強く、乳頭の皮がめくれ、痛みがありました。
これも、看護師さんに相談すると 塗り薬をもらえました。
赤ちゃんの体内に入っても大丈夫だそうです。
私がもらったのは「ピュアレーン100」という軟膏でした。
約1年間の授乳でこの小さいチューブを1本半使いました。
看護師さんに相談した際に1本、退院時に予備で1本をもらいました。
調乳指導
民間企業(粉ミルクの製造・販売)に所属している栄養士による、調乳指導を受けました。
粉ミルクの作り方、栄養などの説明(母乳との違い)、哺乳瓶の消毒方法など説明されたように思います。
《産後5~6日目》
沐浴指導
赤ちゃんの沐浴を、看護師さん指導の元に実践しました。
前かがみの姿勢がやや辛いのですが、耐えることができました。
これまで赤ちゃんを抱っこしたり、オムツを換えたり、トイレへ行ったりと
こまめに動いています。
医師の言う通り、適度な運動は傷の回復を早めているように思いました。
退院指導
産後の身体の変化(子宮復古など)、家族計画、相談窓口などについて説明を受けました。
翌日 退院なので、荷物の整理などもしました。
《産後7日目》
退院
医師の診察を受け、退院しました。
まだ傷は痛みますが、歩行はだいぶスムーズに行えるようになってました。
必要なもの
①赤ちゃんの着替え
ミルクを吐き戻したり、汗をかいたりと汚れる可能性があるので
2~3枚は予備があると安心です。
赤ちゃんは汗っかきなので、大人よりも1枚少ない枚数を目安に着せて体温調節してあげると良いと、産院の助産師さんから聞きました。
また、寒い季節には帽子やおくるみなどで寒気から守ってあげましょう。
タクシーで帰宅する人は不要ですが、自家用車を利用する際は必ず赤ちゃんをチャイルドシートへ乗せてくださいね。
チャイルドシートは1万~5万とピンキリですが、重視したのは「重量」と「対象年齢」でした。その結果、高い方が安全面で優れているのかと思い迷いましたが、結局1万円くらいのものを選びました。
安かろう悪かろうという風に壊れたりすることもなく、今も下の子(2歳)が使っています。リーズナブルながら4歳まで使えるところ、重量が6.1キロと軽いところ(取り付けやすそうだと思った)などが決め手でした。
新生児~1歳5か月までは車のシートに対して後ろ向きに設置するベビーモード、
体重9キロ~4歳までは本体を前向きに設置するチャイルドモードになるということだったので、軽い方がそういう調節もしやすいのかなと思いました。
ちょっと値段が高くなりますが、3万円くらいだとシートとベースが分かれるタイプも見つけました。
車のシートとチャイルドシートのベースを固定して、チャイルドシートのシート部分だけを取り外せるセパレートタイプです。(↓画像参照)
こちらも低年齢までは後ろ向き、幼児になると前向きに設置するタイプなのですが、シートだけが取り外しできるので軽くて取り付けやすいのだそうです。
因みに対象年齢は4歳までなので、1万円のものと比べると使える期間は一緒ということになります。
ライフスタイルに合わせてどこに重点を置くか決めて考えてくださいね。